The DAOに関する考察
どうもこんにちは、うどんです。最近ブログを更新しなさすぎました・・・。今回は、前の記事に書きましたとおり、ポエムと欲望と駄文を書きますw
Bitcoin Art on Twitter: "The DAO Wars https://t.co/A0TWrCMgLl"
おさらい
The DAOから、Splitの脆弱性を突かれ、大量のEtherが、ハッカーの子DAOトクーンに移されました。約1/3のEtherが移動されました。しかもこの脆弱性を修正するProposalが出る直前だったという・・・。
仕組み上、7/21あたりまでハッカーはEtherを自由に動かせないので、その間に対応を決める必要がありました。
1.何もしない
2.ソフトフォークを行う 引き出されたEtherを使用不可にする
3.ハードフォーク 引き出されたことをなかったことにする
という案が上がりました。最初、Ethereumコミュニティは2の後、3をやる予定でした。がソフトフォークを行おうとしたところ、そのコードに脆弱性があり、ソフトフォークは行われませんでした。それで、ハードフォークを行うか、投票を行っている最中ですが、おそらく可決されると思います。(投票は、速報的な一面があるので、正確性はご容赦ください)
おそらくハードフォークが行われると、DAOトクーンホルダーにEtherが配られて、事実上の解散になると思います。
私の意見
私は、ハードフォークは、「したほうがいい」と思ってます。(実際そうなりそう)
絶対したほうがいいわけではないですが、Ethereumのためには、ハードフォークはしたほうがいいと思ってます。
1.そもそも今のEthereumは開発者版であり、Bitcoinと違って(一応開発者版ですが・・・。)ハードフォークしてもいいのではないか?
2.ハッカーにEtherが渡ることにより、将来PoSに切り替えたら、ハッカーの影響力が大きくなる。将来正式に動かす際に支障をきたす?
ここら辺です。確かにThe DAOのコードの脆弱性のせいだったのもありますが、ハッカーにEtherが渡ることにより、PoSにする時にやばいと思います。
おそらくBitcoinサイドの方は何もしない方がいいと考えているでしょうが、私はかなりEthereum寄りなのでw
The DAO2.0
ここで、私個人の、The DAOの改善案を書くと
・緊急停止権限をCuratorに持たせる。いざって時は、資金流出の停止、Etherの移動を行う
・投票には、間接的に皆参加する。ただし、DTHpool的なのを作る。トクーンを移動させた場合には、委任を解除する。白票という投票選択肢も設ける。投票を行わなかった場合は、一部没収
The DAO投票率アップ策の1つ、DTHPoolとはいったい何なのか? - クリプトストリーム
・資金はできれば幾つかのアドレスに分散
今回の件に対する改善案はこんな感じでしょうか。
さらに、もうここからはSFの世界ですが
・複数のAIが協議し実際の資金運用を担う。できれば、分散型コンピューターをEthereum上に作り、そこに走らせる。
なんてことも。「あんなこといいな♪ できたらいいな♪」の世界ですがw
そもそも非中央集権化なんてAIでも使わないと無理じゃないの?人間なんて結局よくで動くわけだし。自然界のプロトコルは人間の損得よりもシステムの安定だけを無情なほどに守っている。
— ふーさん (@chubchubkun) 2016年7月2日
それではまた!